|
|
本来、天干は天の気を表わし目に見えないものであり、つねに動いて止ま
ないことを本性とし、地支は地を象徴化して重たく静を本性とし、花や木など
美しい樹木などを産出して育て、実質をともなっていますので、人間にあって
は、天干は父とか男性を象徴し、地支を母とか女性を象徴しています。
このため、地は静かにして、ものを育てていく役目がありますので、できるだけ地
支は安定した状態がよく、安定感がなくなれば、妻はいつも外で遊んで家庭
のことを顧みないなどということになりかねません。
支合といいますのは、お互いに相性の良い支同士が結びつく関係で、支合を
すれば、地支が安定し人間関係も融和が図られるとします。
ただし、一概に吉とばかりは言えない面があり、支合は団結力を増してその柱
の通変星のエネルギーを強めますが、その通変星が良い働きをしていれば吉を
添え、その通変星が悪い働きをしていれば、凶の働きを強めることにもなります
ので、注意が必要です。
ですから、夫婦仲が良くても、運勢が悪くて日常生活上に苦労苦心が多いと
する矛盾したような状態にもなります。
■ 支合の関係を地盤図であらわしますと、次のようになります。
■ 地盤図は十二支をもって方位に配したもので、子を真北にした円形方 位盤とは異なります。
■ 本図によりますと支合の関係は横同士になっており、線は支合の関係を
表わしています。
■ 支合は、地球と太陽が互いに逆施転(ぎゃくせんてん)する接点をとら
えて、その関係を支合と したものであります。
■ 太陽は左回りで動き、地球は右回りで動くため、十二支の流れは逆にな
り、下図の右のような関係になります。
@ 自分と父母とのあいだで融和できて仲が良い。
A 自分が祖業(先祖代々の家業、あるいは父が創業した業務)を継
承できる。
B 自分がたとえ、次男、三男の生まれであっても、ときには家権を相続す
る事情が発生することも予想される。
ことなどが考えられます。
@ 自分と配偶者は仲が良く融和できる。
A 自分のおこなう事業や勤務生活の安定が図れる。
B 自分と兄弟の仲が良く、親密である。ただし力が得られるかどうかは別で
す。
C 自分の精神とか健康が安定する。
などが考えられます。
@ 配偶者と子供の仲が良く親密な関係である。
A 自分の精神の安定とか生活の安定が期待できる。
などの意味が考えられます。
@ 自分の配偶者と自分の両親とのあいだがウマくいく。
などと判断できます。
■ また、日干が月上と干合し、日支と月支が支合するような状態を「天地
徳合」と称し、夫婦の愛情が厚く福が集まりやすく、夫婦相和(あいわ)し
て長い期間、家庭が安定するとします。
ただし命運の良否は別であります。
■ 支合はその関係にある地支が合体して強力になりますので、それぞれの
地支に乗っかっている通変星同士の連携にもなり、通変星が吉作用を及ぼ
しているなら吉事が増すとし、凶作用を及ぼす地支同士の支合なら、それ
らの地支に乗っかっている通変星が連携して、凶の意味がいっそう強まるとし
ます。
この結果、夫婦仲が良くても運命が悪く、日常生活に苦労や苦心が多いと
する矛盾した場合もあり得ます。
それでは、まずは五つの支合例を上げて、解説していきます。
生時 |
|
生日 |
|
生月 |
|
生年 |
支合状態 |
支合例 |
|
戌 |
|
丑 |
− |
子 |
|
卯 |
・日支と月支が支合
・時支の戌と年支の卯が支合 |
(1) |
|
寅 |
− |
亥 |
|
卯 |
− |
戌 |
・日支と時支が支合
・月支と年支が支合 |
(2) |
|
巳 |
|
辰 |
|
申 |
|
酉 |
・日支と年支が支合
・時支の巳と月支の申が支合 |
(3) |
|
卯 |
− |
戌 |
− |
卯 |
|
亥 |
・日支が時支及び月支と支合 |
(4) |
|
寅 |
− |
亥 |
− |
寅 |
− |
亥 |
・地支が全て支合 |
(5) |
|
(1)の 例
○ 日支の丑と月支の子が支合の関係になります。
○ 年支の卯と時支の亥は、「遙合」といって遠いため、支合の合体力
は弱く、重きにとる必要はありません。
(2)の 例
○ 日支の亥と時支の寅が支合の関係になります。
○ 月支の卯と年支の戌も支合の関係になり、
両者とも支合として採用します。
(3)の 例
○ 日支の辰と年支の酉が支合します。
この人の配偶者が実の親と仲が良く、世間で言われる嫁と姑の関係が
あまりないということです。
○ 月支の申と時支の巳の支合は、これといった意味がありませんので採用
しません。
(4)の 例
○ 日支の戌と時支の卯は支合し、また、日支の戌と月支の卯も支合し
ます。
この人の夫婦・親子間など、家庭内部が融和し結束が堅いと見ます。
(5)の 例
○ 寅と亥の地支が全て支合している関係です。
子どもとの関係、夫婦関係、自分の両親との関係など、家庭融和
で争いが少ないと見ます。
【支合の特記事項】
支合する地支が空亡すると支合しませんが、空亡も解消すると見
ます。
支合しても、その地支を含め三合や方合の関係がありますと、地支
三合や地支方合の法則を優先します。
後述します大運地支と支合しますと、命式内のどの地支と支合す
るかで人事や事象面の解釈が異なってきます。 |
============================
★次のメールでご依頼ください。⇒
★メールでの記載内容
・ 性別と生年月日時刻(生まれ時刻不明でも可)
・ 悩み事や聞きたいことがあれば、記載願います
・ また、他の四柱推命の占い師に見てもらったことがあ
り、何か納得できないところがあれば、その旨を記載い
ただければ、どこに問題があるのかを私なりに再解釈
させていただきます。
★【1万円】で申し受けます。
★なお、振込先などについては、お申し込みがあった際に、お知らせします。 |
|
|