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四柱命式の生まれ年の干支のうち、「干」が表示される箇所を年上とい
います。
年上は、その命式の人の出自とか、祖先や父母との関係を問うポジシション
で、年支とともに人間の基礎的な幼少年期の運命を左右する重要なポジシ
ョンであります。
四柱推命学では、このポジションに出る通変星によりまして
@ 自我の構成の補助因子。
A その人の両親の、その人への影響度。
B 先祖の精神的遺産が授かれるか、あるいは先祖や父母の力が得ら
れるかどうかの有無
を調べるポジションであるとし、時には、祖先の栄枯、親の健康なども推理し、
とくに、年上は四柱命式をひとつの流れと見るとき、本人の人格形成を構築
する元ともなる源流としますので、四柱全命局に対して、何ほどの影響をもた
らすか計り知れないものがあります。
つまり年上の通変星が命局の喜神(きしん)になりますと、幼少年時代か
ら何不自由のない生活ができますとか、そうでなくても父母からの力をじゅうぶ
ん得られることとなります。
もし、忌神(いむかみ)に該当しますと、父母の愛情が薄いとか、父母の精
神的な助けを得られないなど、幼少年時代が恵まれず不幸の連続となる可
能性すら否定できません。
これら幼少年時代の影響は、成人しましても、人格形成の中で目に見えな
い精神的要素をになうこととなりますので、大変重要なポジションであります。
もともと人間は子として尊敬できない親を持つことほど不幸なことはありませ
ん。
尊敬できない親を持つことは、おそらく人生の不幸の最初であるといってもけっ
して過言ではなく、とにかく、人の子として親から受ける喜びと凶作用は生涯
の運勢にしましても、一家を構えてのちの家庭生活での根本的な幸不幸に
つながりかねない問題をはらんでいます。
なお、年上、年支で出身の良い生まれであるかどうかを判断する人もいます
が、これについてはあまり重視すべきではありません。
たとえば年上正官であれば、名望高い由緒ある家柄の生まれであるとか、正
財があれば、資産家の生まれであるというようなことですが、初学の頃は、こう
いうようなことに非常に興味を持ちますが、過大視しないことであります。
四柱命式の生まれ年の干支のうち、「支」が表示される箇所を年支とい
います。
年支は、年上とともにその人の祖先や父母、もしくは兄弟との関係を問い、
その人の運命を形成する上で重要なポジションであります。
このポジションに出る通変星によって
@ 自我の構成の補助因子。
A 両親と兄弟の、その人への影響度。
を調べるポジションであるとし、また、源流を補佐し、流れに側面的な影響
を及ぼします。
源流を補佐するポジションとはいえ、年支通変星、あるいは年支そのものが、
命局に対して喜神になるか、忌神になるかによって、将来の運勢にどれほどの
影響を与えるか、ゆるがせにできないところであります。
年支に空亡があるとか、年支と月支が刑冲しているようなことがあれば、人生
の出発時につまづきが予測されないこともなく、幼少年時代の人格を形成す
る一つの要素になることもあります。
【留意事項】
年柱にある通変星で配偶者のことは問わない
年柱は若い頃に影響を与えるものでありますので、男性で年柱
(年上通変星や年支通変星)に出る財星(偏財、正財)は妻
の因子とか異性の因子とは見ず、また、女性で年柱に出る官星
(偏官、正官)も夫の因子とか異性の因子とは見ませんので、
今後、じゅうぶんご留意下さい。
年柱にある通変星で子供のことは問わない
男性で子供の因子である官星(偏官、正官)があっても、子供の
件も見ません。
女性で子供の因子である食傷星(食神、傷官)がありましても、
子供の件については問いませんので、お忘れなきようお願いします。
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