四柱推命学を無料で学べるネット講座
【第6回目講義(初級編)】
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第6回目講義

七冲について
 
(1) 七冲が意味するもの
 
(2) 七冲とは、どういう状態のことか
 
(3) 七冲作用の強弱


三刑について
 
(1) 三刑の種類
 
(2) 三刑が意味するもの


空亡について
 
(1) 空亡の作用
 
(2) 通変星に及ぼす影響


羊刃について
 
(1) 羊刃の種類
 
(2) 羊刃が持つ意味
 
(3) 羊刃の吉凶両面の作用


生剋化合の原則について



   5 生剋化合の原則について

  ここでの項目の説明は、非常に高度な命式の分析方法を解説していま
 すので、もし、理解できないところがありましたら、いつでもメールでご連絡下
 さい。
 四柱推命学の研究学徒のために、私の分かる範囲で、できるだけ回答さ
 せて頂きたいと考えています。







 1 刑冲会合等の成立関係

 (1) 三合又は方合について

  三合または方合については、柱の位置に関わらず、すべて成立するとみま
 す。
 ただし、帝旺の星が空亡するか、帝旺の星と冲するものがあれば、三合また
 は方合は成立しないとみます。


 (2) 刑冲について

  隣接する柱のみ成立するとします。ただ、隣接していなくても 刑冲の関係
 は存在するとは見ますが、関係が希薄でありますので、重視しません。
  ■ 年支と月支の関係
  ■ 月支と日支の関係
  ■ 日支と時支の関係


 (3) 半会について

  これも隣接する柱のみ成立するとします。


 (4) 干合について

  ■ 遠合、縦干合、斜干合などは特殊な場合を除き、干合するとは見ま
   せん。
  ■ 干合五行を剋す干合五行があれば、剋された方の干合は成立する
   とは見ません。
   例:命式の中に、丙辛(水)と甲己(土)があれば、丙辛(水)の干合は
   解消したとみなします。


 2 刑冲会合によるエネルギー関係

 (1) 他の関係に対する外的パワー

 ■ 
この関係については、地支が団結するなどして、安定した状態に保
  とうとするエネルギーをプラス要因とし、地支の安定した状態を破壊し
  ようとするエネルギーをマイナス要因であらわしています。

 ■ 下の表からも分かりますように、

  ◇ 
半会があれば、「プラス0.3」の団結したエネルギーがあるとします。

   ※ 半会とは、地支三合のうち、帝旺の星を交え二支がそろうことで、
     たとえば、「巳酉丑」の三合金局のうち、「巳」と「酉」がそろうとか、
     「酉」と「丑」がそろう状態です。
     ただし、「巳」と「丑」がそろっていても、帝旺の星である「酉」が入っ
     ていないので、半会しているとは見ません。

  ◇ 
支合があれば、半会の団結力は強く、そのエネルギーは強く、
     「プラス0.7」とみます。


  ◇ 
三合や方合があれば、半会や支合の団結力よりもさらに強く、その
    エネルギーは、 「プラス1.3」とみます。


  ◇ 
三刑があれば支合などと反対で、地支の破壊要因となり、そのエ
    ネルギーは「マイナス0.7」 とみます。


  ◇ 
七冲があれば、三刑よりさらに強い地支の破壊要因となり、そのエ
    ネルギーは「マイナス1.0」 とみます。

半 会  +0.3 プラス要因 半会があれば、+0.3の連携エネルギーがあるとみます。
支 合  +0.7 プラス要因 支合があれば、+0.7の連携エネルギーがあるとみます。
三 合  +1.3 プラス要因 三合があれば、+1.3の連携エネルギーがあるとみます。
方 合  +1.3 プラス要因 方合があれば、+1.3の連携エネルギーがあるとみます。
三 刑  −0.7 マイナス要因 三刑があれば、連携エネルギーが−0.7消耗するとみます。
七 冲  −1.0 マイナス要因 七冲があれば、連携エネルギーが−1.0消耗するとみます。
空 亡  −0.7 マイナス要因 空亡があれば、連携エネルギーが−0.7消耗するとみます。

これらの関係が複合すれば、どうなるの?

同一命式に支合と七冲が同時にある
  支合のプラス0.7と七冲のマイナス1.0を合計すればよく、
  マイナス0.3ということになります。
  【0.7+(−1.0)=−0.3】
  この結果、支合はまったく解消されて、七冲の破壊力は
  マイナス0.3だけは残るということになります。


同一命式に三刑と空亡が同時にある
  三刑のマイナス0.7と空亡のマイナス0.7を合計すればよく、
   マイナス1.4ということになります。
  【(-0.7)+(−0.7)=−1.4】
  この結果、三刑も空亡も同時に存在し、地支に対する破壊度だけ
  が強まり、地支の安定度は 相当低いということになります。


同一命式に方合と三刑が同時にある
  方合のプラス1.3と三刑のマイナス0.7を合計すればよく、
  プラス0.6ということになります。
  【1.3+(−0.7)=0.6】
  この結果、三刑は方合によって解消されますが、方合の団結力
  は、三刑の解消にエネルギー を消費した結果、0.6だけプラスのエ
  ネルギーが残ることになります。
  これでもじゅうぶん地支は安定していると判断できます。


 (2) 内的に変化するパワー

 ■ (1)の関係は、地支の団結力と破壊力のエネルギーを見ようとするもので
   したが、この項目では内的に変化するエネルギーを見ます。
    具体的に説明すれば、干合という状態になれば、お互いに睦み合う気
   持ちが強く、いうなれば恋愛感情を優先して、本来の役割なり仕事を忘
   れてしまうような状態となりますため、干合している干のエネルギーは50
   パーセントに減少してしまうということです。

 ■ 下の表からも分かりますように、

  ◇ 
支合があれば、その地支のエネルギーが0.15アップすると見ます。
    (15%のアップ)

  ◇ 
三合があれば、次のような内的エネルギーの変化があります。

    
・ たとえば「申子辰」の三合水局があるとした場合

      
帝旺の星である「子」にエネルギーが集中するとして、本来一
      (いち)のエネルギーであったものが
「1.8」のエネルギーに強まる
      と見ます。

      それでは
長生の星である「申」とか、墓の星である「辰」
      どうなるかといえば、本来一(いち)の強さであったものが
      「0.7」ダウンし、「0.3」のエネルギーになるとみます。


      そうしますと、本来、三支合わせて「3.0」のエネルギーがあった
      ものが、「申」と「子」と「辰」のエネルギーを足しますと、
      「2.4=1.8+0.3+0.3」のエネルギーにしかならず、
      「0.6」のエネルギーが不足します。
      この「0.6」は、合体するためのエネルギーとして浪費してしまっ
      たと考えます。

  ◇ 
方合があれば、次のような内的エネルギーの変化があります。

    ・ 
たとえば「寅卯辰」の東方合があるとした場合

      
三支の連携は強力で、三支がそろって1個の星(卯)に同化
      され、エネルギーも「2.4」になるとみます。

      方合の結合は純粋であるため、三合のように長生や墓の星に
      帝旺の星以外のエネルギーが残存するようなことはありません。
       ただこの場合も、「0.6」は、合体するためのエネルギーとして
      浪費してしまったと考えます。

  ◇ 
三刑があれば、その地支のエネルギーは30%ダウンすると
   みます。

  ◇ 
七冲があれば、その地支のエネルギーは50%ダウンすると
   みます。

  ◇ 
空亡があれば、その地支のエネルギーは50%ダウンすると
   みます。

  ◇ なお、ここで地支のエネルギーが減少したり、増加するということ
    は、その地支から出た蔵干のエネルギーも、それに合わせて増減
    するということになりますので、ご留意ください。

干合  両者とも(−0.5)ダウン 干合すると、その通変星のエネルギーが−0.5ダウンするとみます。
(50%ダウン)
支合  両者とも(0.15)アップ 支合すると、その地支のエネルギーが+0.15アップするとみます。
(15%アップ)
三合  帝旺の星が(1.8)にアップ
 長生と墓は(1.0)が(0.3)にダウン
 全体では、2.4に強化
三合すると、帝旺の星が1.8にアップし、長生と墓の星は本来の1.0のエネルギーが0.3にダウンするとみます。
方合  合体し1個となり、(2.4)に強化  方合の結合は三合と違い純粋なため、合体して1個の星になると考えられ、団結力は2.4に強化されるとみます。
三刑  両者とも(−0.3)ダウン 三刑すると、その地支のエネルギーは、本来の1.0から−0.3ダウンし、両地支とも0.7になるとみます。
(30%ダウン)
七冲  両者とも(−0.5)ダウン 七冲すると、その地支のエネルギーは、本来の1.0から−0.5ダウンし、両地支とも0.5になるとみます。
(50%ダウン)
空亡  (−0.5)ダウン 空亡すると、その地支のエネルギーは、本来の1.0から−0.5ダウンし、0.5になるとみます。
(50%ダウン)
※ この表のエネルギーは、すべて、地支一つに対して、一(いち)のエネルギ
  ーを基準としています。



 3 四柱ポジションの偏差値

 (1) 四柱ポジションのそれぞれの強さはどうか。

時柱 日柱 月柱 年柱 
時干 0.8 日干 1.0 月干 0.7 年干 0.6
時支 0.8 日支 0.9 月支 1.0 年支 0.7

 ■ この表は、月支の強さを1.0とみたとき、他の天干地支の日干に影
   響する強さを表します。

    原則として
   ◇ 年月は軽く、日時は重い
   ◇ 天干は軽く、地支は重い


   という原則に沿っていることと、この強さは長い年月をかけて研究して
   きた結果、これぐらいの強さであろうと推測されるもので、絶対的な基
   準ではありませんが、この推測値は現代看法によって解明されてきた
   といってもけっして過言ではありません。


 (2) ポジション間の連携度
生時 ←→ 生日 ←→ 生月 ←→ 生年
0.8 1.0 0.3

 ■ ポジション間の連携度は、原則として、

  ◇ 月日の関係(1.0)が一番強く、次に日時(0.8)の関係
  ◇ 年月の関係(0.3)は非常に弱いため、たとえ、刑冲があっても、
    破格とは見ません。

   たとえば、月支と年支が七冲していると、七冲の外的パワー(地支
   に対する破壊力)は、 マイナス1.0のエネルギーがありますが、月支
   と年支の連携度は0.3となっているため、この七冲の破壊力はマイナス
   0.3にしかなりません。
  
   ※−1.0(七冲の外的パワー)×0.3(月支と年支の連携度)
                                  =−0.3

  上記で説明しましたことを実際の具体例で計算しますと、
  次のようになります。


月支が空亡、月支と日支が七冲、日支と時支が支合
  しているような場合を想定します。

   @ 空亡(−0.7)=−0.7
   A 七冲(−1.0)×月日の連携度(1.0)=−1.0
   B 支合(+0.7)×日時の連携度(0.8)=+0.56
     合計=@+A+B=−0.7+(−1.0)+(+0.56)
        =−1.14

  ◇ 当ソフトでは、これらのエネルギーを計算した結果、マイナス
    0.4未満となれば、破格の条件に該当するとして診断して
    います。


 4 例  題

  ここで、数多くの例題を提供し、エネルギー計算をしますので、じゅうぶん
 ご理解いただきますようお願いします。
 当ソフトでは、エネルギーの計算結果を「研究用資料の提供」の項目で
 算出していますので、自分の計算結果が合っているどうか確認されると
 良いです。

   例題はこちらから



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