四柱推命学を無料で学べるネット講座
【第8回目講義(初級編)】
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第8回目講義

宇宙を貫く法則とはどういうものか


「体」と「用」について
体と用の関係を舟でたとえますと、船長は体となり、豪華客船は用の関係になります
人間分析における「体」と「用」について


3
「体」である日干の見方と、その強弱の計測方法について
(1) 日干とは何か
(2) 日干と意志
(3) 意志と素質才能の違い
(4) 四柱推命学の分析方法
(5) 意志の強さを計測する方法
(6) 日干が中よりやや強いと考えられる命式
(7) エネルギーの点数と強弱の表示関係


4 実例による日干強弱の見方
(1) 小泉元総理の強弱診断例
(2) 田中真紀子さんの強弱診断例
(3) 堀江貴文氏(元ライブドア社長)の強弱診断例
(4) 三木谷浩史氏(楽天社長)の強弱診断例
(5) 明石家さんまさんの強弱診断例
(6) 北野たけしさんの強弱診断例
(7) タモリさんの強弱診断例


5 日干強弱による性質の見方
(1) 日干の強さは、何を示しているのか。
(2) 日干強弱による性質の特徴
(3) 日干強弱による相性関係



   3 「体」である日干の見方と、その強弱の計測方法


 ■ 四柱推命学では、生まれ日の干支の上にある干をさして、「日干」とい
  い、この日干は、四柱命式にあるすべての他の干支を統括する指揮官であ
  り、また、「自分を意識する我」とします。
  
哲学者であるデカルトは「我思う、故に我有り」という言葉を残しています
  が、この「我」が「日干」であります。


「我思う、故に我あり」に対する考察
近代哲学の出発点になったのがデカルトのこの命題であります。
  何かを考える際に、全く疑う余地のない公理をまず定める必要があ
  り、それをデカルトは上の「我思う、故に我有り」であるとしました。

それはどうして疑う余地がないのかといいますと、「私は何もかもを疑
  っている。でも、疑っているという事実がある以上、私が存在している
  ということは間違いない」ということのようです。

 
■ このように、四柱命式のなかで、わたしたちの精神のよりどころを明確な形
  で「日干」と定め、その日干を中心にして、人間を取り調べます学問は他に
  はなく、この点が四柱推命学のすばらしい特徴の一つとなっています。


 ■ わたしたちは、生まれてからこれまで、何か行動を起こす場合、あるいは、
  決断をする場合、そこまで大げさでなくても、日々その瞬間その瞬間に「自
  分を意識する我」が判断して行動しています。
  いま、ここの部分を読まれている生徒さんも、自分が読もうとする意識がはた
  らいて、現実に読むという行為になってあらわれているのでないでしょうか。

 ■ そういう意識して判断し行動する連続行為の結果が、今のあなたの人生
  なり、運勢、運命を形づくって現われていると考えますと、日干の働きがいか
  に重要で大切であるかが分かると思います。








 
■ なぜ、ここまで日干にこだわるかといいますと、意志の強さとか精神
  気力の強さは、日干に所属するものであり、この意志の強さとか、精神
  気力の強さが、日々の行動基準になって、自分の運勢を形作っていく
  わけですから、意志の強弱、あるいは精神気力の強弱は、これから説
  明させていただく人間分析にとりましては、重要なポイントになります。




 ■ ここで、意志と素質才能の違いについて、説明させていただきますと

  @ 
意志は強弱によって決定され、また、「気」に属するものであり、話を
   するなり、あるいは近づいただけで「何となく迫力があるなあ」とか、「気迫
   があるなあ」とか、あるいは、「元気のない人だなあ」とか、それとなく感じ
   られるものでありますが、目に見える形で証明できるものではありません。

   みなさまも、初対面の人に接するときには、こういうような思いをされたこと
   があるのではないですか。

  A 
才能は有るか無いかで判断できることと、また、「質」に属するものであ
   り、目に見える形で分かるものです。
   たとえば、才能は、絵を描くのが上手であるとか、字を書くと達筆であると
   か、といわれるようなもので、だれでも目で確認できるものであります。



 ■ 四柱推命学では、この意志の強弱の測定と、才能の有無の程度を測定
  し、この二つが連携することによって、どういう人物像が形作られるかを分析
  します。

 
@ 意志(体)が強く、素質才能(用)も秀でている場合
  ◇ 行動力や決断力があって、なおかつ、素質才能面にもすぐれています
   ので、遅かれ早かれ出世することになる。当然、仕事もできるし、信頼も
   おけます。

 
A 意志(体)は強いが、素質才能面(用)が劣っている場合
  ◇ やる気は旺盛なものがあるけれども、何の対策も立てず、やみくもに突
   っ走るだけで、いつも空回りしたような人生になりやすい。

 
B 意志(体)が弱いが、素質才能(用)は秀でている場合
  ◇ 勉強ができたり、素質才能面にすぐれていますが、その才能を活かし
   て、人生を突っ走ろうという気概は少ないため、なかなか芽が出ない。

 
C 意志(体)が弱く、素質才能(用)も劣っている場合
  ◇ 人生行路では、つねに人後に落ち、紆余曲折の多い生活環境にお
   かれやすい。

 ■ 上記の@〜Cは、極端な例ですが、どのような人でも、この@〜Cのあ
  いだのいずれかの分類にはかならず入りますので、研究しだいでは、すべての
  人の人物評価が可能となります。



  
日干の強さを測るには、次の5種類の方法で行いますが、日干の強さ
 が測れますと意志の強さが分かりますので、非常に便利です。

 ※「講義用ソフト」の「研究用資料の提供」の項目で詳細に日干や通変星の
   強弱について分析していますので、じゅうぶんご活用してください。
   なお、強弱の測定については、下記の原則を基本にしてプログラム化して
   います。


(1) 通変星による測り方
   【日干の強さの40%程度を占めます】

 ■ 比肩、劫財、偏印、印綬は、日干を強めます。
 ■ 食神、傷官、偏財、正財は、日干を弱める側に組みします。
 ■ 偏官と正官は、相当日干を弱めます。

 これらの通変星が日干のエネルギーに与える影響度を考察しますと、長年の
 経験から次のようなことになるのではないかと考えています。
  (絶対的な基準ではありません)

 
通変星の日干に与えるエネルギーの影響度は、だいたい次の表のように
 なると考えられます。

通変星 影響度  考  え  方
比肩 +0.8 ◇ 日干と同気同性のため、日干のエネルギーは補強されます。
◇ ただ、男同士あるいは女同士の助け合いは、淡泊さがあって、陰
  陽配偶よりも弱いとみます。
劫財 +1.0 ◇ 同気異性のエネルギーのほうが同気同性の比肩より強いとみま
  す。
◇ 一般的に男女間の愛情は、同性同士よりも激しいエネルギーの
  やりとりがあります。
食神 −0.4 ◇ 日干から同気同性にエネルギーをもらすため、日干のエネルギー
  を弱めます。
◇ 自分が相手に尽くしても、その見返りを期待するところがあり、徹
  底的に打ち込まない。
傷官 −0.5 ◇ 日干から同気異性にエネルギーをもらすことは、食神より強く日
  干のエネルギーを減少させます。
◇ 自分の精神気力や体力を考えず、無報酬で打ち込み、精力を
  消耗させる度合いが大きいです。
偏財 −0.6 ◇ 日干から剋す関係になって、精力を消耗しますが、要領の良さが
  あります。
◇ 財を得るためには、他人と折衝するなどして精力を消耗します
  が、要領の良さでカバーします。
正財 −0.7 ◇ 日干から陰陽配偶の関係で剋しますため、日干のエネルギー
  の消耗は偏財よりも大きいです。
◇ 地道な努力と汗によって財を獲得しますので、日干のエネルギ
  ーは相当消耗します。
偏官 −1.0 ◇ 日干を陰陽不配偶で剋す無情の剋といわれ、日干のエネルギ
  ーを一番弱める因子です。
◇ 無情の剋とは、相手に対する思いやりがなく、徹底的に日干を傷
  めつけて弱まらしめます。
正官 −0.8 ◇ 日干を陰陽配偶で剋す有情の剋といわれていますが、日干のエ
  ネルギーは弱まります。
◇ 日干の我がままや身勝手さを制し、克己心を養います。
偏印 +0.9 ◇ 日干を陰陽不配偶で生じますが、日干へのエネルギーは補給
  されます。
◇ 義理親の愛情によって育ちますが、実際の親の愛情とは違いま
  す。
印綬 +1.0 ◇ 日干を陰陽配偶で生じますため、、日干へのエネルギーの補給
  は相当強いです。
◇ 尊親の愛情によって育ちますため、義理親とは比較できないほど
  日干のエネルギーを支えてくれます。

 
通変星の強さの目安としては、だいたい次の表のように考えられると良い
 です。

強  弱 比劫星 食傷星 財 星 官 星 印 星 評         価
最  強 日干のエネルギーを助ける比劫星が5個、そのうえ、日干にエネルギーを補給する印星が2個あって最強です。
相当強 食傷星1個と財星1個がやや日干を弱めるとしても、比劫星が3個、印星が2個あって日干は相当強いです。
食傷星1個、財星1個、官星1個がやや日干を弱めるとしても、比劫星が2個、印星が2個あって日干は強いです。
やや強 食傷星2個、財星1個、官星1個が日干を弱めますが、比劫星2個と印星1個が日干のエネルギーをよく支えています。
中  旺 食傷星1個、財星1個、官星2個が日干を弱めますが、比劫星2個と印星1個が日干のエネルギーをよく支えています。
やや弱 比劫星1個と印星1個が日干のエネルギーをよく支えていますが、食傷星2個、財星2個、官星1個によって、日干は弱められます。
比劫星1個と印星1個が日干のエネルギーをよく支えていますが、食傷星1個、財星2個、官星2個によって、日干は弱められます。
相当弱 印星1個しか日干を支える通変星がなく、あとはすべて日干を弱める通変星のみであります。
最  弱 日干を支える通変星がまったくなく、あとはすべて日干を弱める通変星のみであります。


(2) 十二運による測り方
   【日干の強さの20%程度を占めます】

 ■ 建禄、帝旺は、日干を相当強めます。
 ■ 長生、冠帯は、日干を強めます。
 ■ 沐浴、墓、胎、養は、中ぐらいの強さであります。
 ■ 衰、病は、日干を弱めます。
 ■ 死、絶は、相当日干を弱めます。

 ◇ 年支の十二運は補助的にしか見ず、あまり重要視しません。

【十二運の考え方】
 十二運は、人の誕生から墓場までの過程と、そこからまた、母の体内
 に宿るまでの人生の節目節目を表現しています。

長生は、人がこの世に生まれたこと
沐浴は、この世に生まれてすぐに産湯につかること
冠帯は、成年に達して一人前に職に就くこと
建禄は、ある程度の地位を得て、相当安定した状態であること
帝旺は、地位や名誉を得て、人生の最頂点にあるとき
は、年をとり徐々に衰えが見えるとき
は、老いて病に伏すこと
は、死んでしまうこと
は、死んでお墓に納まること
は、霊魂が全く無に帰すこと
は、再び母胎に宿ること
は、母の体内で栄養の補給を受けること

  
十二運の強さの目安としては、だいたい次の表のように考えられると
  良いです。

強  弱 生時 生日 生月 生年 評         価
最  強 建禄 帝旺 帝旺 建禄 特に強い十二運の建禄、帝旺のみである。
相当強 帝旺 長生 建禄 冠帯 長生、冠帯、建禄、帝旺の強い十二運だけである。
建禄 冠帯 帝旺 衰はありますが、強い十二運も多いです。
やや強 帝旺 長生 沐浴 強い十二運がふたつ程度ある。
中  旺 沐浴 普通程度の強さの十二運のみである。
やや弱 沐浴 普通程度の十二運に弱い十二運も交じっている。
沐浴 弱い十二運がふたつ程度主要なポジションにある。
相当弱 弱い十二運のみである。
最  弱 特に弱い十二運が主要なポジションにある。


(3) 五行表による測り方
  【日干の強さの20%程度を占めます】

  たとえば、日干の五行が木としますと、
 ■ 木の五行が多いと日干は強まります。
 ■ 水の五行が多いと木を助けますため、日干は強まります。
 ■ 火の五行が多いと、木のエネルギーが火にもれて、日干の木は弱まりま
   す。
 ■ 土の五行が多いと、日干の木は弱まります。
 ■ 金の五行が多いと、木は金に伐採されて、日干木のエネルギーは相当
   弱まります。

  五行表の強さの目安としては、だいたい次の表のように考えられると良い
  です。

  
これは、戊己日生まれの場合として、五行における日干の強さの
  例です。


強  弱





 評         価
最  強 土の五行が4個、それを火生土として土を生じる火が4個あります。
相当強 土の五行が2個、それを火生土として土を生じる火が2個あります。
2個の木が土を剋すようですが、火があいだにはいって木のエネルギーを
火にもらし、結果的に土を強めています。
やや強 金1個、水1個と土を弱める五行はありますが、ただ3個の火から生じられ
ているので、強いです。
中  旺 木、火、土と2個ずつあって、エネルギーのバランスが取れ、中旺となって
います。
やや弱 火、土、金と2個ずつあって、エネルギーのバランスは取れていますが、土
から2個の金にエネルギーをもらして、やや弱程度となっています。



土を生じる火が1個しかないため、土のエネルギーは弱いです。
相当弱 土は1個しかなく、その弱い土のエネルギーをもらす金が4個もありますた
め、相当弱いと判断できます。
最  弱 土は1個しかなく、そのうえ土を剋す木が4個もありますため、土のエネル
ギーは最弱となっています。


(4)月令による測り方
   【日干の強さの20%程度を占めます】

 ■ 当権(とうけん)は、日干が強まります。・・・・月令を得ること
 ■ 進気(しんき)は、日干がやや強まります
 ■ 失令(しつれい)は、日干が弱まります
 ■ 退気(たいき)は、日干がやや弱まります


※ 日干が、生まれ月の指令(エネルギー)を受けた命式を「月令を得る」
  といいます。

 たとえば
 ◇ 日干が「甲」で、春の季節である寅月、卯月、辰月の3ヶ月のあいだに
  生まれた人は、「木」のエネルギーがもっとも強いときで、日干は月令を得て
  旺じているといいます。
 ◇ 日干が「甲」で、夏の季節である巳月、午月、未月の3ヶ月のあいだに
  生まれた人は、月令を得る春月を過ぎていますので、退気の生まれである
  といいます。
 ◇ 日干が「甲」で、秋の季節である申月、酉月、戌月の3ヶ月のあいだに
  生まれた人は、木のエネルギーがもっとも衰える季節であることから、失令
  の生まれであるといいます。
 ◇ 日干が「甲」で、冬の季節である亥月、子月、丑月の3ヶ月のあいだに
  生まれた人は、木のエネルギーがこれから強まってくると季節であることか
  ら、進気の生まれであるといいます。

月 令   甲乙日生まれ   丙丁日生まれ
 戊己日生まれ 
 庚辛日生まれ   壬癸日生まれ 
当 権 寅卯辰月生まれ 巳午未月生まれ 申酉戌月生まれ 亥子丑月生まれ
退 気 巳午未月生まれ 申酉戌月生まれ 亥子丑月生まれ 寅卯辰月生まれ
失 令 申酉戌月生まれ 亥子丑月生まれ 寅卯辰月生まれ 巳午未月生まれ
進 気 亥子丑月生まれ 寅卯辰月生まれ 巳午未月生まれ 申酉戌月生まれ


(5)空亡による測り方

 
■ 空亡がありますと、日干が弱まります。数が多いと、余計に弱まる
  と見ます。

   「講義用ソフト」のプログラムでは、上記の(3)を除き、それぞれのエネルギー
  計算の中で計測しています。
  なお、
五行のエネルギーの計測では、空亡は考慮しない原則です。

  日干が強いか弱いかは、上の@からDまでの測り方で、日干を強める要因
  が多いほど、日干は強くなり、日干を弱める要因が多いほど日干は弱くなる
  と見るわけですが、言うは易く、日干の強弱 の判別を行うことは大変むずか
  しいです。

  どのように総合判断するかは、実地の訓練を積んで実証していくことと、その
  ためには相当多くの命式を見て熟度を高めていく必要があります。

  私としては、日干の強弱を測る訓練は、大変重要であると考えていますが、
  皆様がこのことにのみに熱中されて、相当の時間を費やしてしまうおそれがあ
  りますので、基本的な日干の強弱の測定については、私の開発したソフトを
  利用されると良いです。

  それを参考にされて、皆様方が得た答えがだいたい合っているかどうかの参
  考にしていただきたいと存じます。

  このソフトは日干と用神の強弱の測定のためだけでも、10年以上の歳月
  をかけていますので、この点だけでも、みなさまの今後の苦労は相当軽減さ
  れるものと考えています。




 
■ 通変星
  全体のエネルギーに及ぼす影響は約40%とみます。
  比肩、劫財、偏印、印綬が2個ないし3個は必要です。なお、印星があれ
  ば、官星が欲しいです。

 
■ 月 令
  全体のエネルギーに及ぼす影響は約20%とみます。
  月令を得ているのにこしたことはありませんが、令を失する以外は、退気でも
  進気でもそれほど大きな影響はありません。

 
■ 十二運
  全体のエネルギーに及ぼす影響は約20%とみます。
  長生、冠帯、建禄、帝旺の星が少なくとも2個は月日時に欲しいです。
  年支は働きが弱いので、あまり当てにはできません。

 
■ 五 行
  全体のエネルギーに及ぼす影響は約20%とみます。
  日干(例えば土)の五行を中心として、土が2個は欲しい。また、それを生
  じる火が1個ないし2個は欲しいです。

【留意事項】
空亡があると、日干が弱まり、数が多いと余計弱まるとみます。
三合や方合によってもエネルギーの強弱は相当影響を受けます。
同種の通変星が透干しているか、あるいは近貼して団結して
  いる
ような場合には、その通変星のエネルギーは数だけの問題では
  なく、さらに強まると見ます。


当ソフトでは、これらの関係を経験則も含めすべて考慮して、エネ
  ルギー計算をしていますので、単なるコンピューターによる機械的な
  計算だけではありません。
  四柱推命学は機械的な計算方式だけでエネルギーの計測ができ
  るほど単純な学問ではありませんので、ご留意ください。



  当ソフトでは、エネルギーの強さを1.00点から9.00点までで計測評
  価し、次のような区分で、「最弱」から「最強」までを表示しています。
      エネルギーの強さ  表 示
 @   7.75点<=エネルギー 【 最  強 】
 A  6.75点<=エネルギー<7.75点  【 相当強 】
 B  5.75点<=エネルギー<6.75点  【   強   】
 C  5.25点<=エネルギー<5.75点 【 やや強 】
 D  4.75点<=エネルギー<5.25点 【 中  旺 】
 E  4.25点<=エネルギー<4.75点 【 やや弱 】
 F  3.25点<=エネルギー<4.25点 【   弱  】
 G  2.25点<=エネルギー<3.25点 【 相当弱 】
 H  1.00点<=エネルギー<2.25点 【 最 弱 】


【エネルギー計測上で考慮すべき事項】

■ みなさま方も日干や通変星のエネルギーの計測では、大変ご苦労
 なさっているのではないかと思います。

 基本的には、最高のエネルギーを10点と仮定した場合、
通変星のエネルギーに及ぼす影響が40%
月令のエネルギーに及ぼす影響が20%
十二運のエネルギーに及ぼす影響が20%
五行のエネルギーに及ぼす影響が20%

 として、計測します。


 しかし、実際には口で言うほど簡単な作業ではなく、私のソフトでも、
 エネルギーの計測には、10年位の歳月がかかり、試行錯誤しなが
 ら出来上がったような状態で、今でも修正を重ねています。

 なぜそんなにかかるのかと言えば、たとえば、次のような状態で比肩が
 3個命式にあると仮定します。
 組み合わせてとしては、まだまだありますが。
   @ 月支比肩、月上比肩、年上比肩
   A 月支比肩、月上比肩、年支比肩
   B 月支比肩、月上比肩、日支比肩
   C 月支比肩、月上比肩、時上比肩
   D 月支比肩、月上比肩、時支比肩
   E 月支比肩、年上比肩、時上比肩
   F 月支比肩、年上比肩、時支比肩

 要は、日干のエネルギーに及ぼす影響は、比肩が同じ3個であって
 も、すべて違いがあるということです。

 この例でいえば、Bが一番強く、Eが一番弱いのではないかと考えま
 すが、このあたりの比率をどのように設定するかが難しいのです。

 基本的に透干して団結した比肩が一番強く、Eのように離れてある
 比肩は太過はしていますが、大旺しているわけではなく、エネルギー
 的には大したことはないということです。

 あるいは、比肩や劫財が4個あれば、日干のエネルギーは相当強い
 と考えられますが、もし、日干に強い根がひとつもない場合には、通
 変星の日干のエネルギーに及ぼす割合を4割とみると、過大に評価
 することになりますので、割落とす必要があります。

 比肩や劫財が4個もあって、日干に根がない場合があるのかと疑問
 に思われるかもしれませんが、こういう命式はけっこうあります。

 たとえば、天干に比肩と劫財があり、地支にも比肩と劫財があると仮
 定した場合、地支の初気や中気から比肩や劫財が出たような場合
 には、日干から4地支を見て強い根がほとんどないこともあります。

 また、印星が太過したような場合、日干は正常でない強さがあり、本
 来、エネルギーの強弱点数では表現できない状態であります。体質
 が卑弱で精神も依頼心のみが強く世に出られない人ですが、こういう
 状態は日干の強さだけでは表現できないものです。

 当ソフトでは、一応、エネルギー計算の結果から3割程度わり落とし
 ています。

 いずれにしましても、上記で説明しましたように、いろいろな条件を加
 味しながらエネルギーの修正や補正をしていますので、そうかんたんに
 機械的に出るものではないということがお分かりになったことと思いま
 す。

 したがって、「体用の理」、あるいは、「中和の理」を適用する場合、
 一律にエネルギー計算のみにこだわると大きな過ちを生じることもあり
 ますので、その強さが何によって強められているかをじゅうぶん検討する
 必要があろうかと思います。

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⇒専門用語の解説による有料鑑定
★次のメールでご依頼ください。⇒
★メールでの記載内容
 ・ 性別と生年月日時刻(生まれ時刻不明でも可)
 ・ 悩み事や聞きたいことがあれば、記載願います
 ・ また、他の四柱推命の占い師に見てもらったことがあ
  り、何か納得できないところがあれば、その旨を記載い
  ただければ、どこに問題があるのかを私なりに再解釈
  させていただきます。

【1万円】で申し受けます。
★なお、振込先などについては、お申し込みがあった際に、お知らせします。





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